日暮里グルメレポート
本物の和菓子を食べるなら「羽二重団子 本店」

【日暮里グルメレポート】本物の和菓子を食べるなら「羽二重団子 本店」

日暮里にある「羽二重団子 本店(東京都荒川区東日暮里5-54-3)」にはもう行きましたか?

 

文政2年(1819年)に創業した老舗で、夏目漱石や泉鏡花、正岡子規などの文学作品にも登場しています。

 

自分へのご褒美にも、お土産にもぴったり。

イートインもあるのでティータイムにもおすすめですよ!

 

 

羽二重団子 本店
住所:東京都荒川区東日暮里5-54-3
電話:03-3891-2924
営業時間:平日9:30~17:00 土日祝10:00~17:00
 

 

※ ここは栃木県と東京都でパチンコホール「BBステーション」を経営する株式会社大善の採用サイト。

しかしながら、この記事はパチンコに微塵も関係がありません。関係があるのは 日暮里 です。

 

日暮里で羽二重団子を食べないなんてもったいない!

 

今回ご紹介したいのは日暮里にある「羽二重団子 本店」です。

 

まあ、当サイトを運営する「BBステーション日暮里店」の向かいに「はぶたえ 日暮里駅前店 (HABUTAE)」もあるので……。

(画像の通り、左手にBBステーション、右手にはHABUTAEがあります)

 

こっちのほうが駅に近いですし、印象深い方も多いかもしれないんですけど……。

 

でも、せっかく日暮里まで来たなら、「羽二重団子 本店」のことも知ってほしい!

 

 

“文豪も愛した東京名物”といえば羽二重団子

 

こちらがその「羽二重団子 本店」です。

日暮里駅から3分ほどまっすぐ歩いたところにあります。

 

 

お店の目の前にはこんな趣のある看板が。

内容はお店の名物である団子の由来です。

 

要約すると……、羽二重団子は文政2年(1819年)に初代店主・澤野庄五郎が芋坂に「藤の木茶屋」を開いたことから始まりました。

そこで提供していた団子が「まるで絹で織った羽二重のようにきめ細かく滑らか」と賞賛され、羽二重団子と呼ばれるようになりました。はい、そのままですね。

 

その後、明治時代になると夏目漱石や泉鏡花(いずみきょうか)など多くの文豪が虜になりました。

 

例えば、岡倉天心(おかくらてんしん)は羽二重の焼き団子をあてにお酒を飲んでいたという話が伝わっています。

 

正岡子規は「仰臥漫録(ぎょうがまんろく)」という随筆で、寝たきりレベルの病に見舞われた時も、わざわざ羽二重団子を妹に買いに行ってもらって「4本も食べた!」と語っていますし……。

 

もう文豪達の団子愛が半端じゃない。

そのため今も羽二重団子は“文豪も愛した東京名物”と言われています。

 

 

開放的なイートインスペースで羽二重団子とお茶

 

前置きが長くなってしまいましたが、店内に入り、お茶とお団子を食べましょう。

店内はかなり開放的で、由緒ある和菓子屋さんなのに入りやすい雰囲気です。

 

それでですね……。

 

メニューがね……。

 

 

想像以上に豊富なんですよ。

 

「羽二重団子」そのものは

 

  1. 生醤油で焼き上げた“焼き団子”
  2. 甘さを控えた“こしあん団子”

の2種類です。

 

でも、例えば「正岡子規 漫録セット」は、正岡子規が好んで食べたという“あん付き3本、焼き1本”の再現メニュー。

「岡倉天心 陶然セット」はお酒のあてにしていたというエピソードから、冷酒グラスと焼き2本をセットにしたものなんです。

 

いや~~~、こうやってストーリーに富んだセットばかりだと迷ってしまう……!

 

猫好きにはたまらない「漱石セット」を注文

 

さんざん迷って、決め手は猫の可愛さ。

お煎茶付きの「漱石セット(税抜630円)」を選びました!

 

いや~~~、もう、可愛い! メニューで見たより可愛い!!!

後ろにいたから外国のお客様も「so cute~!」と言っていました。完全に同意。

 

 

 

しかも、可愛いだけじゃないんですよ。

 

まずは「焼き」から!

 

もうね、今まで食べたどのお団子より、柔らかいのに食べ応えがあるんです。

歯ごたえがある。なのに、ふわっふわなんですよ。

 

そんなお団子に香ばしい醤油が絡んでいて、独特な満足感。

いやもう、新種の和食を食べた感覚です。

 

 

続いて猫型の「漱石もなか」を食べます。

 

この中には「しずくあん」が3つ入っています。

しずくあんとは、羽二重団子の生地をこしあんで包んだもの。

 

これがね、すっっっごく上品な味だったんです。

 

きめ細やかで甘さ控えめなこしあん。

何度もいうけど新食感の羽二重団子の生地。

もうね、初めて食べる御馳走(かろうじて和食カテゴリーとは認識できる)って感じでした。

 

「もしかして私が今まで食べてきたのって、お団子じゃなかった?」とか思っちゃうレベル。

 

 

それでね、この主張の激しい個性豊かな2つの和菓子に、シンプルな煎茶がすごくあうんです。

これはもう食べたことがない人は損だよ~~~!

 

 

日暮里に来たら羽二重団子を買って帰ろう

 

この日のお会計は税抜630円。

こんなに有意義なおやつタイムは、久々かもしれません。

 

和菓子がお好きな方はもちろん、歴史や文学に興味のある方、和食が好きっていう方にもおすすめ。

 

むしろ、死ぬ前に1度は食べてほしくて、好きな方には片っ端から東京土産にしちゃいそう。

病床に伏していても食べたくなっちゃった正岡子規の気持ち、わかるわぁ。

 

ぜひ「羽二重団子 本店(東京都荒川区東日暮里5-54-3)」で素敵なティータイムを過ごしてみてください!

 

 

羽二重団子 本店
住所:東京都荒川区東日暮里5-54-3
電話:03-3891-2924
営業時間:平日9:30~17:00 土日祝10:00~17:00
 

ライター紹介

中馬さりの

旅ぐらしの物書き
パチンコは全くわからないけど、街ブラが得意なのでお仕事をもらえました。ほらさ、パチンコ後に1杯飲めたら幸せじゃない?勤務の合間に美味しいランチが食べれたら嬉しくない?え、そんなことない?