トイレの貼り紙に見る緊急事態宣言のあとさき

トイレの貼り紙に見る緊急事態宣言のあとさき

こんにちは。偏愛パチンコライターの栄華です。

このサイトは、栃木県と東京都でパチンコホール「BBステーション」を経営する株式会社大善の「採用サイト」でございます。

 

これを書いている今は2021年2月中旬。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、10都府県に緊急事態宣言が発出されてます。

 

全国のパチンコホールやパチンコ関連施設を訪ね歩く「ホール探訪」というライフワークを元に原稿を書いている私にも、緊急事態宣言の影響は少なからずあります。しかしマイナス面を嘆いてばかりいても埒が明かないので、こういう機会でもなければやらなかったことを記事にしてみようと考えました。

 

過去に集めたパチンコホールの「ある記録」を見直して集計しようと思います。

 

えーと。薄々お分かりかと思いますが、実用性のあるデータは出てこないですよ。たぶん何の役にも立たないです。ただ、これを集計できるのはこの世で私ぐらいのもんかなと思います。

 

「トイレの貼り紙(掲示物)」の記録です。

 

「緊急事態宣言解除(2020年6月)以降」に集めた貼り紙の内容を整理していたら、記録を取っていた店舗の数がたまたまピッタリ50軒だったのです。そこでふと、じゃあ緊急事態宣言「前」の50軒と比べてみたら何が見えるんだろう? と調べてみたくなりました。

 

 

こうして調べました

<調査期間>

2019年9月17日~2021年2月1日

 

<調査方法>

女性用トイレのみを調査した(女性である筆者が単独で調査したため)。

・トイレの「個室」「洗面所」などトイレエリア全ての貼り紙を調査した(=取材時の制約により掲示物の調査が不十分だったホールは除外した)。

・2020年4月7日(緊急事態宣言発出)以前と、2020年6月1日以降(筆者が住む愛知県は5月31日に緊急事態宣言を解除)で、それぞれ調査店舗数が50店舗ずつとなるようにするため、「宣言以前」については店舗数をカウントしながら過去に遡って記録を見てゆき、50店舗となった時点を「調査開始日」とした。

・1店舗に同じ貼り紙が何枚もあった場合は1枚とカウントした(重複枚数の調査が不十分だったため)。

・テプラ等のシールにプリントされた文字も貼り紙(掲示物)と見なしてカウントした。

 

<調査店舗の傾向>

私の「ホール探訪」の性質上、設置台数1000台以上の大規模店や、店舗数ランキング上位(10位以内)のチェーン店の割合は著しく少ない(2%)。また、外観や店内設備が古いと思われる店を優先的に訪問している。

 

<地域>

訪問地域には偏りがある。今回は「調査店舗数」に重心を置いて期間を区切り、その期間中に訪れなかった地域が対象とならなかったため。また、筆者は愛知県在住のため東海地方の調査件数は多くなる傾向がある。

 

  緊急事態宣言以前 緊急事態宣言解除後
北海道・東北 1 5
関東 22 10
北陸・甲信越 0 3
東海 16 17
関西 6 8
中国 0 0
四国 0 7
九州・沖縄 5 0

 

 

 

 

そもそも、なぜトイレの貼り紙なの?

2009年からパチンコホール探訪を始め、全国を訪ね歩くこと早11年。いろいろな着眼点でホールを観察してきましたが、「トイレの独特さ」は他業種と一線を画していると思います。それを裏付けているのが貼り紙(掲示物)です。

 

パチンコ店から切り離すことができない「勝ち負け」をめぐる喜怒哀楽。負けた悔しさは妬みや憎しみを生み、トイレは時にやり場のない衝動をぶつけられる対象になります。と同時に、勝負から一旦離れて心を落ち着かせ、リフレッシュする時間を与える場にもなりうるのです。

 

ホールの立場で考えると、トイレの役割は当然後者であってほしいはずです。勝負の世界から束の間離脱して一人になった遊技者に「どんな客であって欲しいか」を促し、店員に成り代わって語りかける。それが貼り紙なのです。勝ち負けとそれをめぐる雑多な感情から逃れることができないパチンコ店の環境が、独自の貼り紙文化を生んだと私は考えています。

 

では、どんなものがあるのか見てゆきましょう。

100店舗で集めた貼り紙の内容をすべてノートに書き出し、分類して表にしてみました。

 

  緊急事態宣言前 緊急事態宣言解除後
感染症対策 ・新型コロナウイルス対策の一覧表(1)
・除菌中(1)
・手の洗い方(1)
・厚生労働省頒布の啓発PDF(2)
5 ・ハンドドライヤー使用中止(22)
・ハンドドライヤーを一時間ごとに除菌(1)
・新型コロナウイルス対策の一覧表(10)
・消毒・除菌済・空気清浄中(9)
・便座のフタを閉めて流して(8)
・マスク着用のお願い(6)
・マスク着用で接客します(3)
・手の洗い方(2)
・石鹸を使いましょう(1)
・手指消毒のお願い(1)
・除菌スプレーお使い下さい(1)
・厚生労働省頒布の啓発PDF(18)
・商工会議所作成の啓発PDF(1)
83
トイレ内向けの内容
マナー啓発(21)
「いつもキレイに使って頂きありがとうございます」「皆さんのご協力で清潔に保たれています」などの婉曲表現含む
21 マナー啓発(33)
(左と同じ)
33

・生理用品関係(29)
・アメニティ案内(8)
・ハンドソープ(4)
・うがい用コップ(1)
・おしぼり(1)
・ダスター(1)
34 ・生理用品関係(23)
・アメニティ案内(7)
・ハンドソープ(6)
・ヘアドライヤー(1)
・うがい用コップ(1)
・消臭スプレー(1)
39

・トイレ内の喫煙(17)

・便器への異物投入(12)

・備品の持ち帰り(2)

・器物破損(2)

・その他(2)

35 ・トイレ内の喫煙(19)
・便器への異物投入(5)
・備品の持ち帰り(3)
・器物破損(3)
・棚に耐荷重以上の荷物置かないで(1)
・その他(2)
33

・トイレットペーパーの三角折中止(3)
・従業員もこのトイレを使用します(1)
・(故障で)ハンドドライヤー使用中止(1)
・節水(1)
・流し忘れ注意(1)
・除菌中(コロナ禍前)(1)
・その他(2)
10 ・トイレットペーパーの三角折中止(2)
・扉を静かに閉めて下さい(1)
・ゴミはゴミ箱へ(1)
・節電(1)
・節水(2)
7

・流し方(9)
・トイレットペーパー交換方法(3)
・トイレの使い方(多言語)(1)
・荷物置台(1)
・その他(3)
17 ・流し方(6)
・(蛇口から)温水が出ます(2)
・ゴミ箱の場所(1)
・杖かけ(1)
・荷物置台(1)
・トイレットペーパー交換方法(1)
12
・掃除チェック表(14)
・このトイレは〇〇が掃除しました(2)
16 ・掃除チェック表(12)
・このトイレは〇〇が清掃しました(1)
13
 

・新台入替(31)
・導入機種解説(21)
・営業日、時間、店休日案内(9)
・島図(2)
・4円パチンコ増台(2)
・朝の入店方法(2)
・撤去予定機種について(2)
・経営方針・企業ポリシー(1)
・遊技レート案内(1)
・貯玉乗り入れ(1)
・移動、共有ルール(1)
73 ・新台入替(16)
・営業時間・店休日案内(12)
・島図(7)
・導入機種解説(5)
・経営方針・企業ポリシー(4)
・新年あいさつ(4)
・貸玉料金は税込み価格です(1)
・賞品価格変更(1)
・遊技レート案内(1)
・貯玉再プレー無制限(1)
・貯玉乗り入れ(1)
・移動、共有ルール(1)
・朝の入店方法(1)
・新台抽選方法(1)
56

・ゴト行為(9)
・18禁(5)
・玉・コインの持ち込み持ち出し(3)
・プロお断り(2)
・不正遊技摘発の新聞切り抜き(1)
・全館禁煙(1)
・ハンドル固定(1)
・泥酔しての遊技(1)
・子供の車内放置(1)
24 ・ホール内(原則)禁煙(25)
・ゴト行為、不正遊技(4)
・暴力(2)
・玉、コインの売買(1)
・会員カードの本人以外の使用(1)
33

・ハウスルール一覧(2)
・地球環境保全アピール(2)
・福祉事業への協力報告(2)
・アンケート(1)
・全館禁煙開始の予告(1)
・ホール内巡回強化中(1)
・災害時避難場所(1)
10 ・ハウスルール一覧(7)
・地球環境保全アピール(1)
・アンケート(1)
9

・盗難注意(5)
・忘れ物(2)
・置き引き(1)
・車上荒らし(1)
・コイン・カード精算忘れずに(1)
・その他(1)
11 ・忘れ物(6)
・置き引き(1)
・カード盗難(1)
・車上荒らし(1)
・足元注意(1)
10

・会員募集、会員特典(16)
・賞品の宣伝(10)
・LINE、DM、Twitter、P-world(16)
・スタッフ募集(6)
・来店ポイント関連(3)
・景品イベ、屋台イベ案内(4)
・自店の公式アプリ(2)
57 ・会員募集・会員特典(18)
・賞品の宣伝(17)
・LINE、DM、Twitter、P-world(15)
・スタッフ募集(4)
・ポイント交換会(2)
・連れパチのすすめ(1)
・系列店案内(1)
・イベント(景品・屋台)案内(4)
・来店取材(2)
・自店舗のポスター(1)
・自店の公式アプリ(1)
65

・サービス一覧(9)
・Wi-Fi(8)
・ひざかけ(4)
・携帯電話充電(3)
・健康グッズ貸出(1)
・傘の貸出(1)
・自転車空気入れ貸出(1)
・マンガコーナー設置(1)
・マンガ貸出(1)
・手袋貸出(1)
・有料託児所(1)
31 ・Wi-Fi(7)
・サービス一覧(6)
・冷蔵コインロッカー(1)
・ひざかけ(3)
・携帯電話充電(4)
・雨の日の傘預かり(1)
・有料託児所(1)
・キャッシュカード使えます(1)
24

・駐車場関係(3)

・4金種サンド導入(1)
・各台計数機導入(1)
・コインロッカー設置(1)
・その他(1)

7 ・駐車場関係(2)

・玉箱ランプの見方(1)
・1パチコーナーに台間サンド設置(1)

4
ホlル以外が作成した掲示
・リカバリーサポートネットワーク(依存症対策)
・全日本遊技業協同組合連合会(依存症対策、子連れ来店・車内放置禁止、暴力追放、置き引き注意、健全営業推進、貯玉再プレーの上限額、18禁、ファン感謝デーなど)
・パチンコ・パチスロ産業21世紀会(依存症対策・18禁など)
・セキュリティ対策委員会(攻略法詐欺撲滅)
・一般社団法人貯玉補償基金
・各都道府県の遊技業協同組合
・東京都遊技場健全営業推進センター
・警察の啓発ポスター(18禁、玉メダルの持ち込み、指名手配、置き引き、空き巣、オレオレ詐欺、ひったくり、車上狙い、行方不明者捜索、AV出演強要相談)
・全国暴力追放運動推進センター
・配偶者暴力相談支援センター
・自治体(自殺予防、オレンジリボン運動)
・アプリ・サイト関係(DMM、パチガブなど)
・系列アミューズメント施設のポスター
・アメニティネットワーク(トイレ衛生)
・パチンコチラシサイト(TIRATOO)
・ピースボート
・その他

93

 

95

 

その他
・絵画・絵葉書・ジグソーパズル額装(7)
・近隣の店舗案内(5)
・お客への感謝の言葉(2)
・熱中症への対策方法(2)
・処世訓的なやつ(1)
・パチンコ・スロット初心者向けに遊び方を解説したマンガ(1)
・ミラーサイネージ(1)
19 ・絵画(4)
・処世訓的なやつ(2)
・近隣の店舗案内(1)
・お客への感謝の言葉(2)
9
変わり種 ・ご当地クジラッキー一覧(1)
・必殺仕事人のキャラクターシールが貼られた紙を額に入れたもの(1)
・泥棒への手紙(1)
・「今夜はおなべ!」と書かれた謎の紙(1)
4 ・アニメやマンガの名言(3)
・シルバー川柳(2)
5

  3   2
合計   472   523

※赤文字はPDFをプリントアウトしたり、既成のポスターを使うなど、ホール自身が作成したものではない掲示物。

※「ホール以外が作成した掲示物」の欄だけ宣言前と解除後をひとつにまとめ、各項目の詳細な数を記しませんでしたが、理由は「細かすぎてしんどかったから」。

 

この表を見て、皆様は大きく分けて2つの感想を抱かれたと思います。ひとつは「この人表作るのヘタだな」。そしてもうひとつは「パチンコ店のトイレ、貼り紙多すぎだろ」

 

作表がヘタなのは今後の課題にするとして、そうなんです。貼り紙バリ過多なんです。書き出していて何度パニックになったことか。多いのはわかってたけど、こんなに種類があったのかよと。100店舗の中には、1枚も貼り紙がないホールが5店あったんですが、人知れず「集計砂漠のオアシス」と呼んでました。

 

ギッシリに見えるけど、こんなのまだかわいいもんです

 

さて。集計してみましたところ、

 

1店舗あたりの平均枚数は約9.6枚(緊急事態宣言前:約9.4枚、解除後:約10.5枚)

 

であることが判明しました。試しにコロナ関係の貼り紙(88枚)を除いて計算すると、宣言前約9.3枚、解除後8.8枚となります。同じ店どうしではないので直接比較するのは間違っていますが、「ホール以外が作成した掲示物」の枚数が宣言前と解除後でほぼ同数(宣言前93、解除後95)なのを見て、「古い貼り紙が剥がされ、コロナ対策に貼り変えられたのでは……」と想像してしまいます。

 

というのも、外部の組織や団体(警察や業界団体)が作ったポスター類は、必要性やしがらみもあるので剥がしにくいことが考えられます。一例として分かりやすいのが「依存症対策」の貼り紙です。

 

 

パチンコファンで知らぬ人はいないであろう「リカバリーサポートネット・ワーク」のポスター。これを筆頭に、「自己申告家族申告プログラム」「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」など、パチンコ業界団体が推進している各種依存症対策関係の掲示物が、多い店だと5枚以上貼ってあります。

 

リカバリーサポートネットワークのポスターは2000年代後半あたりから出現しましたが、依存症関連の啓発が本格的に盛んになったのは2018年です。この年、風営法施行規則の改正や、ギャンブル等依存症対策基本法が施行され、パチンコ店を含む関係事業者の責務が明文化されました。つまり、依存症になるユーザーを出さないよう、パチンコ店も予防策を講じたり、依存症自助グループを支援したり、啓発活動などに取り組まなければならないのです。

 

「新しい貼り紙のスペースを作るために既存のものを剥がそう」となったとき、依存症関係の掲示物が選択される可能性は低いと言えます。

 

2018年:依存症対策関係の掲示物が増える

2020年:ホール内原則禁煙化関連の掲示物が増える

2020年:コロナ関係の掲示物が増える

 

元々多かったところに、「残さなければならない貼り紙」が増えることで平均枚数は増加傾向。古い貼り紙や実用性が低い貼り紙は撤去されてしまうと考えるのが妥当です。

 

 

どんな貼り紙が剥がされるか

平均枚数は増えているわけですが、増加分はホール以外の組織・団体が作成したものが中心なので、貼り紙ウォッチャーとしては残念ながら増えてる割に見どころが少ないと言わざるを得ません。「その店でしか見られないモノ」に触れた時の心のざわめきがないのです。

 

高射幸性機種の撤去、ホール内原則禁煙化、さらには新型コロナウイルスの影響で相次ぐホールの廃業。パチンコ店の貼り紙文化を唯一無二なものにしていた、店主や担当者のこだわりや接客魂が先走りすぎた結果、何がやりたいのか伝わって来ない不器用だけど温もりのある貼り紙、それらを産出してきた地元密着型の中・小規模ホールが姿を消しているのです。

 

個性的な貼り紙たち。2011年~15年撮影。6店舗のうち、4店舗が閉業してしまいました 

 

 

大手チェーンや大規模店って掲示物が垢抜けてますよね。トイレも高級ホテルみたいにお洒落だったりするので、貼り紙の枚数も控え目です。それはもちろん良いことでもあるのですが、一方で隙がなく整いすぎている印象も受けてしまいます。

 

さらには、ひとむかし前と比べるとネット上にあるデータをダウンロードして簡単に掲示物が作れるようになったこと、さらに広告宣伝規制によって表現の自由度が損なわれていることも「無難で整った貼り紙」の量産を促しているように思います。

 

 

BBステーションのトイレを見る

といった貼り紙の現状を把握した上で、具体例のひとつとして我らがBBステーションの貼り紙を見てみましょう(佐野店&田沼店)。

 

「キレイにお使い頂きありがとうございます」系の婉曲表現を用いたマナー啓発。トイレの貼り紙の役割は「店員に成り代わって客に語りかけること」だと述べましたが、マスコットキャラクターを介することで貼り紙のコミュニケーション能力が一層増すように感じられます。

 

 

今回調査対象にしたホールのほぼ100%が、コロナ関係のポスターを厚生労働省のウェブサイトからダウンロードしていましたが、BBステーションはオリジナルを作成してますね。

 

 

これを撮影した2020年6月は消毒液がまだ品薄でした。こうしてステッカー等でスプレーの「置き場所」を指定すると備品の持ち去りを防ぐ効果があります(突然の豆知識)

 

 

 

温もりのある手書きの貼り紙もありました

 

 

 

おおステキ。どれもヒネリが効いててインパクトもありますね。改めて担当者さんにお話をうかがってみたくなります。

 

ホールごとの個性やオリジナリティが失われつつある貼り紙の現状を嘆きましたが、BBステーションのように頑張っているホールもまだまだあります。

 

貼り紙に工夫を凝らすべきなのか? それは客が求めていることなのか? についてはいろんなご意見もあるでしょうが、少なくとも私は末端のユーザーの一人として、トイレで貼り紙に語り掛けられる時間を欠かせないものだと感じています。

 

コロナ禍が終息し、感染対策の貼り紙が剥がされたあとに蘇るもの、新しく芽吹くものはあるでしょうか。一抹の可能性に期待したいと思います。

 

 

【追記】

※表の記入ミスを修正しました(2021.2.22)

 

ライター紹介:栄華

パチンコライター。全国2500ヶ所以上のパチンコ店を探訪し写真撮影を行うほか、パチンコ書籍やパチンコ玩具等の蒐集など周辺文化の探究に軸足を置いた活動を行う。パチテレ!「パチってる場合ですよ!」「パチンコロックンロールDX」レギュラー。パチンコ必勝ガイドにて「栄華の旅がたり」連載中。著著「八画文化会館VOL.7 ~I ♡ PACHINKO HALL パチンコホールが大好き!!~」が好評発売中。 偏愛パチンコバンド「テンゴ」で作詞とボーカルを担当。