「パチンコと人生」②
ある兼業プロの13年 ~「玉の手帖」というブログ

ある兼業プロの13年 ~「玉の手帖」というブログ

こんにちは。偏愛パチンコライターの栄華です。

こちらは栃木県と東京都でパチンコホール「BBステーション」を経営する株式会社大善の「採用サイト」です。

 

今回は、以前ご好評をいただいたインタビュー企画「パチンコと人生」の第2弾。

なんと「パチプロ」にお話をうかがいます。

 

話して下さった方:minmin!!さん

●男性、50代後半

●東京都西部在住

●兼業プロ歴17年(週2日は塾講師として勤務)

●稼働機種はパチンコのみ

ホール企業の採用サイトにパチプロのインタビューを掲載するなんて、前代未聞の試みだと思います。このインタビューを企画した理由は、これから紹介するminmin!!さんのブログ「玉の手帖」を多くの方に知ってほしいと思ったからです。

 

「玉の手帖」は2009年2月にスタート。そこから13年間、週に一度の更新が途絶えたことはありません。

 

そして私は、1つ目の記事からの読者です。

 

パチプロがパチンコについて書くブログでありながら、具体的な機種名や収支の話はほとんど出てきません。そこには慎ましく生活の糧を得ながらパチンコホールに寄り添う一人の人間の暮らしぶりが記されています。

 

今回私は、彼のパチンコ観と「玉の手帖」の独自性を伝えてみようと思います。めまぐるしい変転の中にあるパチンコ業界。これからのパチンコとどう関わってゆくべきか、迷いを抱えているあなたは彼のパチンコ観に答えの糸口を見つけるかもしれません。そしてホールで働きたいと考えているあなたには、minmin!!さんのようなプロの存在を知って頂きたいのです。

 

 

1月某日、Zoomミーティングにてインタビューを行いました

 

 

自分をパチプロだと思っていない

●更新頻度は少なくとも週一。

志は低く。筆不精やし。書くの遅いし。

 

●記事の半分以上はパチンコについて書く

半分かよ。

 

●収支や稼働データ的なことは一切書かない。

興味なし。

 

●一人称は基本「私」

文章を書くときは、これまでずっと「私」で通してきました。これはディック・フランシスとロバート・B・パーカーの影響です。抑制の美。
特にフランシスの小説は、私の人生のバイブルのようなもの。未読なら是非。『大穴』とか。

 

●伏字は使わない。伊○丹みたいなやつね。

別に挙げるほどのことでもないんですが、昔から大っ嫌いなもんでつい。意味ないし。

 

●「です・ます」「だ・である」は統一しない。同一記事内であっても統一しない。

だってめんどくさいんだもん。ってか、お気づきかとおもいますが、もうすでにこの記事自体が統一されていない(笑)

 

●楽しく読んでもらおう、という努力は放擲。

意識したら何も書けない。

 

とまあ、こんなどうでもいいことを初手から書いている時点で、読む人のことをまるで考えてませんね。

それでも読んでくれる人は天使のような人です。愛しています。どうぞよろしくお願いします。

(「玉の手帖」2009年2月21日より引用)

 

栄華(以下栄):「玉の手帖」をもう13年もお書きになっています。1つ目の記事に書いた投稿ルール(上記)を覚えてらっしゃいますか。

minmin!!(以下M):全然覚えてないです。でも、そのルールは破ってないと思います。

栄:そうなんですよ。ほとんどブレてないので、時々確認してらっしゃるのかなと。

М:してないです。まあ10年以上書いてたら昔言ったことと違う部分はあると思うんですけど、それはしょうがないかなって。

栄:13年前と比べて、稼働スタイルの面で変化したことはありますか? 例えば私が驚いたのは、最近けっこう甘デジを打たれてることですね。minmin!!さんはマックススペックが大好物というイメージがありましたので。

М:今も好きなんだけど、昔ほど稼げないじゃないですか。状況が厳しすぎてヒリつき感に耐えられなくなりました。

栄:期待収支の高い台を打てていた頃はヒリつき感を楽しめていたんでしょうけどね。

М:そういうことですね。あと、私は自分をパチプロだとは思ってません。「それで食っている」という意味で言葉の定義上はプロと言えるのでしょうが、あまりに拙いスキルと、稼ぐことへの厳しさが足らないので、プロというにはおこがましい気がしまして。止め打ちよりボタン連打を優先する人間ですから。こんなのがプロを名乗ったらプロに失礼でしょう。だからブログでも「パチプロ」をつとめて他人事のように書いています。

栄:minmin!!さんってパチプロが嫌いですよね。

М:嫌いです。

栄:ブログの中でもプロへの呪いの言葉を繰り返し吐いていらっしゃいますね。

 

高齢者の大勝ちを見るとなんかうれしくなりますね。
若者はハマってよし。プロもハマってよし。軍団は一日一回6倍ハマリのノルマを課せられる呪いにかかってほしい。

(「玉の手帖」2021年10月10日より引用)

 

М:プロが隣に座ったらだいたい席を移ります。隣にプロが来て嬉しい人はまずいないでしょうけど、さすがにここまで神経質なのは珍しいんじゃないかな。 

栄:どうしてそこまで嫌なんでしょうね。

М:プロって、こっちの台をチェックしてくるじゃないですか。まずその視線が嫌です。

栄:でも、minmin!!さんだってそれとは分からないようにチェックしませんか? トイレに立った時とか。

М:全くしません。相手の回転数も見ないし。 

栄:それはすごい。

М:気遣いのできるプロは後ろを通る時にチェックなんてしませんよ。「この人あえて見ないようにしてくれてるな」って分かります。 

 

大当りデータの記録はトイレの中で

栄:海物語シリーズがお好きですよね。

М:好きですね。 もともと海物語の絵が好きです。

栄:「図柄のキャラクターが可愛い」と昔から絶賛されてましたね。年間で言っても海を打つ割合はかなり多いですか。

М:かなり偏ってると思います。海の合間に他の台をつまみ食いする感じです。

 

主戦場は海

 

栄:「食えるから、勝てるから」という理由で好きな台ってありますか。ブログにそういう話は出てきませんけど。

М:そうですね。あえて書いてないです。書きたくない。

栄:今答えていただくのも難しいですか。

М:いや、そんなことないですよ。例えば『大工の源さん』とか。 

栄:捻り打ちをキメまくる感じですか?

М:あまりやらないほうだと思います。

栄:目立ってしまうから?

М:そうですね。一般客に見えるように振る舞ってます。

栄:そこは常にすごく心がけておられますね。

М:はい、スマホの使い方とかもね。大当りした時、即スマホを取り出してデータを入れるのは控えてます。

栄:大当りの回転数を覚えて、トイレに行ってまとめて入力するんでしたっけ。

М:そうです。

栄:データを取るのは初当りの履歴だけですか。

М:そうですね。電サポ1回転あたりの玉増え個数なんて厳密に計算しませんし。

 

私のパチンコは、基本、アバウトのどんぶり勘定。
たとえば、電サポ中の止め打ちで、きっちりコンマ単位でタイミングをあわせて2個打ちがベストなら、ちょっとアバウトに3個打つのが私流。
現場での期待値計算も「まあなんだかやれそうな気がする」レベルの計算で終日打ち切ったりしております。「細かい計算(日当とか)は帰宅してからのお楽しみ」みたいな。

(「玉の手帖」2010年11月7日より引用)

 

М:ちなみに私は、右に客がいる時は捻り打ちもしません。 

栄:徹底してますね。

М:止め打ちは絶対にばれないようにやるから大丈夫なんだけど。

栄:どうすればバレないんですか?

М:親指の動きを最小限にします。後ろに店員が立っててもバレない自信があります。監視カメラで手元をズームアップされても分からないと思いますね。

栄:プロってみんなそこまでバレないように気を使うものなんですか。

М:私はプロの知り合いはほとんどいないんですけど、過去に話したことのある「時給4000円以下の台は打たない」という人も絶対にわからないようにやると言ってましたね。

栄:でも、ホールコンピューターで店にはバレバレなのでは?

М:確かに極端に玉を増やしてるのがバレると最悪出禁になっちゃうかもしれないけど「止め打ちしないでください」って肩を叩くのは現場のスタッフが視認してやってると思うんですよ。 

栄:節玉程度だったら見逃してくれると?

М:そこまで極端に玉を増やすつもりもないし、増やす技量も無いですよ。だいたい、トイレに行く時間も惜しんで期待値を追うのは辛いじゃないですか。楽しい演出が出てるのにボタンを押さないっていうのもナンセンスだと思いますし、その日の勝ち負けに一喜一憂しないのもナンセンス。回ってる台だからいくらハマっても平気だっていうプロのあり方もそれはどうなんだと思うし。そういうことを突き詰めて考えると今のスタイルにたどり着くんですよ。

 

 

「一流のプロ」とは

栄:プロを嫌う一方で、ブログの中に「一流のプロ」という言葉が頻繫に出てきてリスペクトも感じます。minmin!!さんの考える一流のプロってどんな人ですか?

М:人に嫌な思いをさせないとか、期待値を考えるにしてもマクロで考えられる人かな。

栄:期待値をマクロに考える、とは?

М:例えば月間300時間打つプロがいたとして「すごいなあ、一流だな」って世間からは思われるけれど、300時間も打つと、結局健康を害するリスクもあるわけじゃないですか。そこまで全部総合的に考えて、自分がとれる行動のベストを選べる人が一流だと思います。パチプロなんて打てなくなったらそこで終わりなわけだから、目先の利益より健康を第一に考えるべきです。

栄:「出禁になるプロは二流以下」とも書いていましたね。

М:当然二流以下です。だってそこで一つ使えるホールが潰れるわけじゃないですか。そのリスクを考えないで何が一流かと思いますよ。

栄:健康面への考え方は起床時間にも現れてますね。朝はしっかり7時に起きて「あと5分」のまどろみも許さないんですよね。

М:そこを崩すと、人としてダメじゃんって思うんです。ヘタなヤツがそこを怠けちゃダメだろっていう。凄腕のプロなら寝坊してもいいだろうけど、私みたいな底辺のヤツがそこをサボってどうするんだっていう規律です。きちんと朝起きるって絶対に大事ですよ。昼まで寝ちゃったとか本当に無駄じゃないですか。年を取るとそれでなくとも一年が早く過ぎるのに。

栄:本もたくさん読みたいですしね。

М:そういうことです。

 

本と映画とラグビーが好きなminmin!!さん。「玉の手帖」ではオススメの本や映画の紹介も

 

 

台パンする人よりマナーが悪いプロ

栄:印象に残る記事が多すぎて紹介しきれないんですが、例えば最近だと谷村ひとしさん(独自のオカルト論に基づいた作品で著名な漫画家)に対する見解がminmin!!さんらしいなと思いました。

 

谷村ひとしを嫌うパチンコ関係者はとても多いけれど、負け方を広めてくれるという意味では、とてもありがたい存在です。私も彼は大嫌いだけれど、間接的に恩恵を受けている立場でもあるので声高に批判することにはやっぱり抵抗があります。負けてくれる人がいるおかげで勝てる人が存在できるわけで、このへんの考え方は自分の中でもどう処理していいのかわりと悩むところです。

(「玉の手帖」2021年12月12日より引用)

 

栄:パチンコ業界の中でも彼のことを詐欺師呼ばわりする人が多い中「間接的に恩恵を受けている」と書いておられます。

М:負けてる人がいるから勝ててるわけですからね。あと、勝ってる人って負けている人をバカにしがちじゃないですか。あれが嫌いなんですよ。パチンコ打ってるヤツが「パチンコ屋に来るようなヤツはろくな人間じゃない」みたいな発言をするのを聞くと腹が立ちます。

栄:自虐的に言ってる方もいらっしゃると思いますが。

М:ああなるほど。でも完全に上から「ロクなヤツがいない」系の発言をするパチプロもいて、それは違うと思います。金がかかってる場だから、そりゃアツくなってつい台を叩いたり、手荒になることはありますよ。でも、パチンコを打つ人が他の趣味と比べてレベルが低い、みたいな発言には全力で反論させてもらいます。

 

図書館を利用する人についてどういうイメージを持たれていますか?
少なくともパチンコホールの客よりは「おだやかで物静かでマナ良しの紳士淑女が多い」と想像される人が多いのではないでしょうか。さすがにパチ屋に巣くうあいつらとはちがうだろう、と。

 

いいえ、残念ながらまったく同じです。

 

(中略)
これは私の乏しい人生経験からも確信しているのだけれど、いかなる趣味のカテゴリの集団であっても、そこに集う人の性質なんてみんな同じようなものだと思っています。どんな集団にも「イヤな奴」はきっと同じような比率でいるし「イイ奴」もまたそう。パチンコホールにいる客だろうと料理教室の生徒だろうと詩吟の会の会員だろうと、それは同じだと思う。

(「玉の手帖」2016年8月28日より引用)

 

栄:例えば、日常生活では羊のようにおとなしい人が、パチンコを打つと性格が変わったようになることもありえますね。だって、パチンコって気持ちを高揚させ、感情をゆさぶる遊びだから。

М:そうですね、それは絶対にあるでしょうね。どんな上流階級の人だってパチンコを打たせたら、つい台をドツいてしまうかもと思いますよ。

栄:「台を叩く人」についてもブログで何度か言及なさってますね。

М:程度にもよりますが、基本的に台を叩く人を許容してます。パチプロって、台を叩くことを批判する人が多いけど、自分だって他人の台をチェックしたりしますよね。どの口が言うかって思うんですよね。

 

 

勝つことへの罪悪感

栄:私も昔はプロ的なパチンコの打ち方をしていた時期がありました。でも脱落しました。 腕がなかったのはもちろんですが、負けているお客からお金をもらうという現実を受け止められなくなったんです。minmin!!さんは、負けているお客さんに共鳴しつつ、勝つことを続けておられます。その心の持ちようがどういうものかお聞きしたいです。

М:うーん。心の持ちよう……。

栄:「勝つことに罪悪感を感じる」っていう気持ちに共感はできますか?

М:わかりますよ、わかります。常に感じてます。感じてるからこそ、何て言うのかな、お店に対しては全面服従だし、心から感謝してます。つるんで打ってホールに大損害を与えるようなことはしないし、例えばホールから出禁を言い渡されるようなことがあっても食い下がるようなことは絶対にしません。「勝たせてもらってごめんなさい」っていう姿勢で打つしかないですね。

栄:そうすることでホールから許容されるということですかね。

М:許容されているとは思ってないです。基本的にプロには来てほしくないだろうし。でも「来ないでください」と言われない程度に勝つ。複数の店でローテーションを組んで、ひとつのお店に毎日来て抜き倒すようなことはしない。ちゃんと気を使ってやりますから、どうかこのくらいはお目こぼしをお願いしますねって感じかな。 

 

雨の日。ホール開店時。

 

店員が入り口に立って笑顔で傘袋を手渡そうとしているのに、半数以上の人がガン無視でシマ内に突進するのを見てとてもかなしくなる。

はやる気持ちはわかるけどさあ。あの傘袋は客のためにあるわけじゃないんですよー。

中にはプロっぽい人もけっこういたけれど、金輪際「台を叩くな」とか「マーク屋に台をとられた」みたいな他人のマナーへの愚痴は一切口にするなよ、と思う

(「玉の手帖」2015年7月5日より引用)

 

 

パチンコは好きですか?

栄:未来への展望でインタビューを締めくくりたいところですけど、今、パチンコ業界全体がとても厳しく先が見えづらい状況です。相次ぐホールの閉店、これからスマートパチンコなんかも始まりますし、不安はありませんか?

М:心配も不安も大いにありますが、そこはもうなるようになれといいますか、常に「この世からパチンコが消えてしまうかも」くらいの腹のくくり方はしてます。それに、50代後半で、もうすぐ定年になる年齢じゃないですか。パチプロ業の方も業界の斜陽と共に終わっていくのかなと……。

栄:パチンコが生活からなくなると考えてるんですか?

М:なくなると言うか、勝てなくなる。

栄:勝てなくなったらエンジョイ派に移行しますか?

М:どうだろう。

栄:ずっと収入の手段だったものをレジャーとして続けることができるか。

М:プラスを維持できないようならやめるかもしれませんね。

栄:え、やめちゃうんですか。

M:勝つためのパチンコを打つことに慣れてしまい、長期的に見て勝てない台を打つことに対して拒否反応をおこしてしまう体になってしまったという感じですかね。

栄:最後に、バチンコは好きですか。

М:好きですよ、もちろん。たぶん私は栄華さんが考えているよりもパチンコが好きです。でも海を打っているおばちゃんほど好きかというと、もうその域にたどり着くことは一生できないと思います。それは、パチンコで生活費を稼ぐことを一度選択してしまったことによる払うべき代償なんでしょうね。

栄:ああ……。分かりすぎるほど分かります。

M:パチンコを好きであるためにも、海好きのおばちゃんのようなオカルト的な感覚は必要だと思います。「この台は昨日爆発してるから今日はハマりそう」とか。どんなにパチンコとか確率の仕組みを勉強したとしても、結局最後この感覚だけは失わないと思います。

 

パチンコって、やればやるほど、数値として確率の収束を実感できるので、理性では「オカルト否定」への確信をつよくしていくけれど、逆に、感性ではますます「オカルト肯定」に傾いていくのですよね。少なくとも私は。ギャンブルの経験をつめばつむほど「理性」と「感性」が乖離するばかり。

 

「たんなる偶然」のおそるべき破壊力を日々あらためて実感しています。

(「玉の手帖」2012年12月9日より引用)

 

さいごに

主要なブログサービスのパチンコ・パチスロ部門ランキングを見ると、上位を占めるのは稼働日記(実戦台、どんな演出で何連したかなどの記録)や収支報告が中心。そのどちらにも当てはまらない「玉の手帖」は13年間ひっそりと更新し続けて来ました。おそらく、ランキングへのエントリーもしておられません。

 

――「玉の手帖」を大勢の人に読んでほしいですか?

 

そう質問すると、minmin!!さんは「読んでもらいたいですね」と答えました。私はこのインタビューが、地道に書き続けて来られたminmin!!さんの日常を乱すことになるのではと懸念していたので、その一言に正直ホッとしました。と同時に、意外さも感じてしまったのです。

 

なぜならminmin!!さんは「ブログの閲覧数を確認したことは一度もない」とおっしゃるからです。「誰もが閲覧可能な場」に文を書くということは、誰かの目に留まることが前提であり、どんなにマイペースを心がけていても閲覧数は気になってしまうものです。しかしminmin!!さんは「確認の仕方すら知らない」と言います。ブログを書いていた頃「閲覧数なんて気にしませーん」という素振りをしつつ、実はガッツリ気にしていた私としては、うらやましいような境地です。

 

自らを大きく見せることなく、卑屈な謙遜をすることもなく、功名心の呪縛に囚われることもなく。ただ書きたいことを書き、それが誰かに届くことを信じているんですね。「伝えたさ」と「読み手への思いやり」がこんなに自然に滲む文章、嫉妬するほど好きに決まってますよ。

 

ご本人は嫌がると思いますが言ってしまいます。minmin!!さんは「一流の書き手」であり、私が最も尊敬する「打ち手」の一人です。

 

玉の手帖

http://perahia.blog115.fc2.com/

 

 

 

ライター紹介:栄華

パチンコライター。全国2600ヶ所以上のパチンコ店を探訪し写真撮影を行うほか、パチンコ書籍やパチンコ玩具等の蒐集など周辺文化の探究に軸足を置いた活動を行う。パチテレ!「パチンコロックンロールDX」レギュラー出演。パチンコ必勝ガイドにて「栄華の旅がたり」連載中。著著「八画文化会館VOL.7 ~I ♡ PACHINKO HALL パチンコホールが大好き!!~」が好評発売中。 偏愛パチンコバンド「テンゴ」で作詞とボーカルを担当。