BBステーション田沼店をパチンコホールマニアが案内する

BBステーション田沼店をパチンコホールマニアが案内する

こんにちは。偏愛パチンコライターの栄華です。

このサイトは、栃木県と東京都でパチンコホール「BBステーション」を経営する株式会社大善の「採用サイト」でございます。

 

私は、当サイトにいつも「よその法人の創業者の話」とか「よそのパチンコ店のネオンの写真が何十枚も出てくる記事」などを書いている頭のおかしいライターですが、それでもまったく怒らない大善さんの懐の深さにいつも感謝しております。

 

しかし、怒られないからといって喜ばれているとは限りません。生き馬の目を抜くウェブライターの世界。前回までなんの不満もない様子で原稿を受け取ってくれていた担当者から、いつ打ち切りを告げられてもおかしくないのです。仕事を頂戴し続けるためには、クライアントが何を求めているかを的確に察知する能力が必要不可欠。「お前が言うか」というツッコミは甘んじて受け止めましょう。手遅れにならないうちに、声を大にして発信するのです。

 

ここが「採用サイト」だということを!

 

 

田沼店へ行ってきました

あらためまして、こんにちは。

この記事を読んでおられるあなたは「パチンコホールの経営会社に就職してみようかな」「大善さんってどんな会社なのかな」と思っておられる就職・転職希望者さんですね。よくお越し下さいました。

 

株式会社大善が経営するパチンコ店・BBステーションは、日暮里店(東京都荒川区)、佐野店(栃木県佐野市)、田沼店(おなじく佐野市)の3店舗あります。

 

今回はその中から「田沼店」をご案内したいと思います。

 

ただし、普通に紹介してもつまらないので(えっ?)、全国2500店舗以上のパチンコホールを訪ね歩いた偏愛パチンコライターとして、マニアックな観点から田沼店の特色を詳らかにしてゆけたらと思います。少々風変りなホール案内になると思われますが、就職希望者さんの参考になれば幸いです。

 

 

案内1:野立て看板

まずご紹介するのは「野立て看板」です。

ここが話題のパチンコ店

 

ホールから離れた路上(自動車道や鉄道などの沿道)に設置してお店を宣伝するための看板のことです。

 

既に廃業してこの世に存在しないホールの看板を例に説明しましょう。

野立て看板を構成するのは主に、

「店名」

「店の場所」

「来店意欲を掻き立てる誘引要素」

です。

 

「一瞬で通り過ぎてしまうドライバー(や乗客)にどれだけ訴求できるか」が野立て看板のキモ。私の主観ではありますが、これまで撮影してきた他店の野立て看板と見比べても、田沼店のものはよく考えられているなあと感心しました。

 

 

「パチンコ店=派手」というイメージがあったのも昔の話。今は周囲の環境に溶け込むことを求められるようになりました。看板だって同じです。背景を黒一色にすることで華美な印象を抑え、それでいて昼間はどんな天候であっても周囲の景色と「色かぶり」することがありません。そして夜になってライトアップされれば、闇の中に大きく文字が浮かび上がり視認性を高めるのです。パチンコに興味がない人でも「どんなふうに『話題』なんだろう?」と注意を引かれてしまうことでしょう。

 

また「パチンコ店」ではなく「パチンコ屋」とあえて表記しているのもあなどれない誘引ポイント。親しみやすさがふんわりと薫り、無意識のうちに店舗のコンセプトが印象づけられます。文字数は少ないけれど情報量は多い看板です。最初の写真の左に写り込んでいる飲食店の看板を見比べても、これだけ文字数を絞るのがいかに大胆なことかよく分かりますよね。

 

はっ。いけない。

野立て看板だけでこんなに文字数を割いてしまいました。まだホールに到着すらしていないのに。ちょっと先を急ぎます。

 

 

案内2:外観

さあ、ホールに到着しました。さっそく建物の外観を見てみましょう。

 

 

ブルーの外壁がとても爽やか。店名ロゴや窓ガラスのグラフィックシートが反対色の黄色でまとめられておしゃれですね。田沼店は1983年創業で、当時は「丸和会館」という店名だったそうですが、2000年にすべてのチェーン店がBBステーションに統一されたのを機に現在の外観になったそうです。

 

1990年代半ばあたりからパチンコホールの外装を席巻した「外国人写真壁(がいこくじんしゃしんへき)」を発見。今となっては懐かしさすら覚える過去のトレンドが、自販機や立看板によって遮られています。これぞ経年の味ですね。

 

なんでも「味」って言っとけばいいのかよ。

今あなたはそう思いましたか。もしそうなら心外です。店舗の方針や社会の変化によってホールの外装が上書きされてゆく様を見るのはパチンコホールマニアとして悦びのひとつだからです。

 

その証左として、現在田沼店の「外国人写真壁(長いのでGSHと略します)」を盛大に遮っているコレをご覧ください。

 

 

新設されたばかりの喫煙所です。2020年4月1日からパチンコホールも原則禁煙となり、田沼店は屋外に立派な喫煙ルームを作りました。外観の全景を今一度見て頂くと分かりますが、まるでここに喫煙所ができることを予期していたかのような造りになっています。20年後に外観写真を見た人の多くは、この喫煙所が後から増設されたものであることに気づきもしないでしょう。でもほんの一部、パチンコホールに偏愛を捧げる私のような人種には、遮られたGSHの叫びが聴こえるはずなのです。

 

「イツカ、ゼンブサエギラレテシマウヒガキテモ、ワタシヲワスレナイデ」

 

ここまでの妄想に至るのが外観鑑賞の醍醐味。湧き上がる感情を就職希望者の皆さんにも分かりやすく「味」と表現したに過ぎません。ホールは築年数を重ねることで新たな味を獲得し、それは「歴史」と呼ばれるようになるのです。

 

 

案内3:イメージキャラクター

田沼店に限らず、BBステーションを語る上で欠かせないのがイメージキャラクターの「Bさん」です。

 

初めて見た時『じゃぶじゃぶビート』のトムの親戚かと思ったよね 

 

2018年の誕生以来、インパクトのあるルックスと話題性のある活動内容で業界内外に存在感をアピールしているBさん。外装、ノボリ、看板、店内のありとあらゆるモノがBさんまみれになっているのを見るにつけ、大善さんの「Bさんと生きてゆく覚悟」のようなものを感じます。

 

オリジナルキャラを有している法人は数々あれど、表示物ひとつひとつ、ディティールを変えながらここまで隈なく描ききっている例はなかなか無いです

 

田沼店について他にも書きたい事があるのでBさんにはこれ以上触れませんが、就職希望者の皆さんは熟知しておいた方がよいでしょう。採用面接の際、知っていると話が弾みそうなリンクを以下に貼っておきます。

 

●Bさん公式サイト

(スタッフやBさん自身が綴るブログが中心。田沼店に関する記事は少ない)

https://poupou-bsan.com/

 

●BBステーション公式YouTubeチャンネル「ボロパチステーション」より

「BさんROCK!でBさんが踊ってみた」

(曲と振りつけをマスターして面接で踊れば即採用でしょう)

 

●Bさんグッズの通販

(ここで販売されていないグッズも沢山あって各店舗へ行くと購入できます)

https://www.dmm.com/mono/hobby/-/list/=/article=series/id=175925/

 

●Bさんのデザインをされた方のブログ

(Bさんは「あの動物」だったのか…!)

https://ameblo.jp/design-151a/entry-12411719237.html

 

●BさんのTwitter

(就活中の方は即フォローね)

https://twitter.com/B_san33

 

●Bさんのラインスタンプ

(採用担当者とのやりとりでさり気なく使えば印象アップ)

https://store.line.me/stickershop/product/4648561/ja

 

 

 

案内4:お客様アンケート

店内にアンケート用紙やノートを設置し、寄せられたご意見を掲示板等で公開しているホールをちらほら見かけます。これ、個人的に大好きです。

 

田沼店にもありました!

 

パチンコ店は、勝負にまつわる泥臭い感情がつきまとう場所です。商売ですから、「ホールよりお客が儲かる」ことは基本的にありえません。つまり、勝つことより負けることの方が当然多いわけです。となると、アンケートの回答はこんな感じになってしまいがちです。

 

辛辣なご意見もちゃんと掲示するホールさんたち。えらい!

 

ところが、中には驚くほど優しいご意見が多いホールもありまして、そういう店舗には

 

「常連客を大切にしていることが伝わっている」

「普段からお客とスタッフのコミュニケーションが取れている」

「厳しい意見に対してスタッフが真摯に、時にはユーモアをまじえて返信している」

 

といった共通点があるように思います。アンケートを通してコミュニケーションを重ねるうちに、最初は辛辣な内容ばかりだった意見に好意的なものが増えてくるという現象も目にしたことがあります。

……これらをふまえて、田沼店に寄せられた意見をいくつか見てみましょう。

 

設置してほしい台への尽きせぬ想いを短いセンテンスで見事に表現

 

 

「エアコンを調整してくれた」とわざわざアンケートに書いてくれる優しいお客さん

 

 

「勝てないけど店員さんがいい人だからつい来ちゃう」これ以上の賛辞がありますか

 

いや、なんというか。想像以上に心温まる内容でちょっと感動してしまいました。もちろん中には厳しめのご意見もありましたよ。でも、ストレス発散のための罵詈雑言ではなく、改善点や要望をきちんとした文面で伝えているものばかりだったんです。ステキなお客さんがお越しになってるんですね。このようなアンケートに出会うことができ、パチンコホールマニアとして経験値が飛躍的にアップした思いです。

 

 

 

案内5:スタッフの人間力

BBステーション田沼店が、「ステキなお客さんたちに愛されている親しみやすいホール」であることがだんだん分かってきました。私が特に興味をひかれたのは「Bさんのテーマパーク」のような統一されたコンセプトの中に、個人商店のような手作り感がにじみ出ているところ。スタッフとお客さんは、親しき仲にもなあなあになりすぎない距離感を保っているように見え、これは一朝一夕に構築できる関係性ではないとお見受けしました。

 

それを支えているのは、きっとスタッフの皆さんの人間としての魅力なのだと思います。今回私は従業員用の休憩室や事務室などのバックヤードまで取材させて頂きましたが、スタッフにとってはさり気ない職場の風景であろうそこここに、実直で丁寧な仕事ぶりや居心地の良さを感じずにはいられませんでした。

 

スタッフの休憩時間をカウントダウンするタイマー。休憩中の女性スタッフは「みんな平等に休憩できるように」と笑顔で説明してくれた

 

イラストの得意なスタッフが描いた似顔絵(文字が顔になってる!)。名札がわりに個々のロッカーに貼ってあり、とてもよい雰囲気

 

事務所にて。店内のエアコンに名前がついていた。年季の入ってきた設備を大切に使っているのがわかる

 

 

さいごに

 

今回は、BBステーション田沼店をパチンコホールマニアの視点でご案内しました。マニアックすぎて所々理解不能なところもあったかと思いますが、田沼店さんの「温もりがある」「お客さんや従業員を大切にする」「真面目で正直」といった特長を就職・転職希望者の皆さんにも感じ取って頂けたと思っております。

 

「仕事で書いてる記事だから悪いことは言わないよね」

 

やさぐれた心の方はそうおっしゃるかもしれません。では提灯記事ではない証拠に、僭越ではありますがライターではなく末端のパチンコホールマニアとして田沼店さんに要望をぶつけて本稿を終えさせて頂こうと思います。

 

「ボロパチステーション」にこういう動画をもっとアップして下さい!↓↓↓

 

駐車場にあったでっかいネオン看板撤去してみた【BBステーション田沼#04】

 

パチンコホールのYouTubeチャンネルの中で、私が登録しているのはボロパチステーションだけです。しかも、大善さんのお仕事をさせて頂くずっと前に登録済みでした。登録者数や視聴回数は伸びずとも、お店の「味=歴史」が感じられる動画が私は大好きです。更新頻度を上げて頂きますよう、心からお願いする次第でございます。

 

 

 

ライター紹介:栄華

パチンコライター。全国2500ヶ所以上のパチンコ店を探訪し写真撮影を行うほか、パチンコ書籍やパチンコ玩具等の蒐集など周辺文化の探究に軸足を置いた活動を行う。パチテレ!「パチってる場合ですよ!」「パチンコロックンロールDX」レギュラー。パチンコ必勝ガイドにて「栄華の旅がたり」連載中。著著「八画文化会館VOL.7 ~I ♡ PACHINKO HALL パチンコホールが大好き!!~」が好評発売中。 偏愛パチンコバンド「テンゴ」で作詞とボーカルを担当。